早起き30分一本勝負

目が覚めてから30分で記す驚天動地なブログ

平凡!社会はクスリ―の巻

おはようございます。

いいえ、おはようではないですね。

今日は何とかなるはずだったのに。

 

いつの間にか、6月になっているのですね。

外出が自粛になっている分、普段とイベントだったり、お出かけだったり、人との出会いのペースが変動しているために季節を感じにくくなっていますね。

人が季節を感じるのは気温ではなく、人との関わり方なのかもしれませんね。

 

どうやっても結局は、コロナ騒動についてという話に繋がりそうでなんだかどうしたものかとブログを書いているのですが。

ところで皆さんは、オルダスハクスリーの「素晴らしい新世界」を知っているでしょうか。かんたんなあらすじとしましては、遠い未来に皆が、機械技術の発展により繁栄を享受し、作られた平等の幸せを感じる世界。そして、負の感情を少しでも感じたらソーマといういわゆる無害なドラッグ?お酒?みたいなものを服用する世界。つまり、この世界では、悩んだり苦しんだりすることは悪とされている。そんな世界に、この社会秩序から逸脱したもうひとつの社会、作品内では蛮人保護区と呼ばれる社会、からこの管理社会にやってきた主人公一体どうなる!?みたいな話なのですが。

 

なんというか。世間がこの世界になりそうで少し怖いなって。今流行の傷つけない笑い。ちょっと前だと、岡村さんの風俗発言のように場を和ませようとする発言が言葉の凶器になってしまったというようなことが増えていますよね。でもこれって昔から、この凶器は何度も出していた凶器なんですよね。これは、岡村さんがではなくて世間の人みんなが。ただ、月並みにいえばSNSの普及でその武器が今までナイフだったものが弓矢となり拳銃となり遠距離に発射されるようになってしまった。今まではナイフや剣をその扱いに理解のある方々だけで剣舞をして遊んでいたのに、いつの間にかそのナイフの先端がすっぽ抜けるように改造されていて誰かに刺さってしまう感じ?

まあ、そこまでは発言者側がしっかりSNSという武器を整備して安全にしようしなかったことが悪いと思うんですよ。ただ、ですね最近、やっかいだなぁと思うのは、自分から被害者になりに行く人。こっちが、剣をみせてっていうから少し鞘から剣を抜いたらその刃先に向かった自ら刺されにいってるのに自分が刺された!!って主張してくるみたいな。そして挙句の果てには、剣を他のところに向けてるのに、わざわざ自分側に引き寄せて刺されにいくみたいな。

こんなことなったらもう、ナイフは作れないですよ。でも、ナイフがないと美味しい料理は食べれないし、家を建てることもできない。だけど、だれかが苦しむくらいならナイフを使わないようにしようっていう風潮。本当にその世界は楽しいのだろうか。

 

ここからは、先ほどまでと若干違うかもしれないけど、人生苦しいことがなかったら楽しくないですよ。負ける可能性が0のスポーツ。フラれる可能性が0の恋愛。100点が必ず取れるテスト、その他人生に多くあらわれる結果次第で天国と地獄な出来事の数々。自分は、その多くが地獄の方を味わってきた方だと思います。でも、ときたまにある天国は、その地獄あってこその天国。地獄がない天国は、ただの日常。それは自分たちがハンバーガーを何の感情もなく食べている傍ら出所者がそれを食べたときに幸福感を得るのと同じ。

 

人間が幸福感を得るのは、その逆側の側面である不幸を知っているから。だから、生まれながらにして恋人がいる人がいないことで、恋愛というのは世間全体で幸福なものとされているのだと思う。

不幸を取り除いた先にあるのは幸福ではなく、平凡。

平凡な社会にはならないことを願うばかり。