早起き30分一本勝負

目が覚めてから30分で記す驚天動地なブログ

ジョーカーは闇金ウシジマくんの巻

おはようございます。
昨日は、ジョーカーを見ました。
とても面白い作品でした。
サイコパスが担ぎ上げられるみたいな映画が最近流行っているなかで、大抵の映画は頭のいいサイコが主人公となるケースが多いのですが、ジョーカーは馬鹿すぎるというか世間知らず過ぎて呆れるほどだ。
そんな、ジョーカーに対して口コミでは、同情の声が多数あげられているが、個人的にはその意見に対して一ミリも理解出来ない。
この先は少しネタバレになるかもしれないが、観てなくてもそんなに核になるようなネタバレはしないので読み続けても問題ないと思う。

確かに、ジョーカーにはかわいそうな出来事が作中多々起きる。会社をクビになったり、母親に裏切られて殺してしまうのがそれだろうが、そもそもこれらの事件は、気を利かせれば回避できた事件だ。会社をクビになるひとつ前の事件も確かに子供たちに靴屋の看板を奪われボコられるのはかわいそうだが、そのあとに連絡もせずに帰るとか世間の常識を知らなすぎではないか?ネタバレ回避のために、ざっくりいうと口コミで同情されているシーンの全てでジョーカーの一般常識の無さと気の使えなさが事を大きくする原因だと自分は思う。
そのような性格になったのが病気や環境のせいだから同情できるということもあるのかもしれないが、どんなに貧乏でも、どんなに人に裏切られようともそこから這い上がろうと努力する人は多くいるのにジョーカーは、全てを人のせいにして怒りを他人にぶつけて発散する。現実世界にもこういう人がいるが少なくとも自分は友達になれないだろう。

そう。そしてこれが、もうひとつの同情できない理由だ。ジョーカーが孤独でなければこんなことにならなかったという論調があるが、そもそも、ここまでの孤独に陥る人は、病気とか環境ではなく、その人の性格のせいだと言わざるを得ない。自分が全くの同じ状況であれば、色々改善しようと自らを変える努力をするだろう。そんなこんなで、ジョーカーへの同情はできない。

しかしながら、映画としては、生きていけるか生けないか経済面でも病気の面でもギリギリにいるせいで回りから助けられないなどのリアルな貧困を切り取られていて面白い映画だった。

この感覚なんかに似てるなあ。そうだ、闇金ウシジマくんだ。ジョーカーは闇金ウシジマくんです。と説明するのが一番楽かもしれない。


とかいいつつ、映画見終わったあと、上着忘れて会場でて、挙げ句クレジットカードを落としたような人間にジョーカーも一般常識がないとか、社会性がないなんて言われたくないだろうけど。