早起き30分一本勝負

目が覚めてから30分で記す驚天動地なブログ

映画館の赤い椅子

おはようございます。今回から、志向を変えてみます。

主な理由といたしまして、早起きしたいから書くのではなく、書きたいから書くという方に考え方をシフトしたからです。よって早起きでもなければ、30分の分量でない時も多くあると思いますが、その分どんな短文であれ毎日ブログを更新するという目標へと切り替えていきたいと思います。また、今までは、主に自分の内的なものフォーカスを当てて自己反省を込めて書く文章が多かったのですが今回からは、外的な出来事にフォーカスを当てていく文章に変更したいと思ったりしておりますが、どうなるかは未定です。

 

さて、そんなこんなで自分は映画館に行くのが好きだ。そもそも、映画自体に関しては世の中が自粛期間に突入したタイミングで毎日映画を1本見るということをし始めてから、ハマりつつあるわけですが、実際のところ過去の作品には今まで興味がなかった。映画館で観れない過去の名作より映画館で観れる現在の駄作というくらいに映画館に行くという行為がたまらなく好きな性分で、もっと言えば、大手の巨大なスクリーンと座ることによって始めて椅子の形を成すタイプの座席をもつタイプの映画館ではなく、渋谷でいえば、シネクイントやユーロスペース、新宿でいえば、シネマカリテのような、小さいスクリーンに、ちょっと高級のあるしかしながら使い古されけば立った赤い椅子を持つ映画館だとなおよい。そういった映画館で上映されるのは、アクション多めのおバカ映画ではなく、哲学的な要素を多く含む堅苦しいヒューマンドラマが多い。けれども、自分はさして頭もよくないので往々にしてその内容を理解していことがある。昨日も「ハチドリ」を観てきたが、作品トータルとしては、理解したつもりでEDにはしっかりと涙を流すことが出来たが、ストーリー中盤で両隣に座る二人が泣き出したのだが、どこが涙を流すポイントなのか全く理解が出来なかった。単に理解力というよりも人生経験の差によるものかもしれないけれど。

そうそう、隣といえば、コロナ対策によって一席空けて座席を座るようになっている。それによって、ひじ掛けに両肘を掛けて映画を観れることは、コロナ期間中に起こったうれしい出来事の一つかもしれない。それに加えてカップルが、「え、私たちも一つ開けなきゃダメかなあ?」「いいんじゃないかな?」「いっか!」みたいな会話もとても微笑ましい。なぜ、微笑ましく感じれるかというとおそらくそれは、赤い椅子の映画館に行くタイプの落ち着いたカップルだからだろう、これが、大手の「ランボー」のスクリーンで行われていると途端に怒りを感じるかもしれない。それほど場の雰囲気というのは大事なのだろう。

ぜひこういった赤い椅子のタイプの映画館に行ったことがない人は行ってみてほしい。こういった映画館に行くのは、自分を少し背伸びさせて完璧に雰囲気酔いさせるためなのだが、それはそれで自分を認めて、「今日は雰囲気酔いしにきたのだ!」と楽しむべきだろう。それに、学校でしか聞かないチャイムの音が聞こえるのもノスタルジーを感じさせてこれまた乙なものだ。

キーンコーンカーンコーン。

新しいブログ形式始めました。