早起き30分一本勝負

目が覚めてから30分で記す驚天動地なブログ

初恋!最強シネマの巻

はてさて、こんにちは。
まあ、寝起きではないんですけども移動中に少し時間を見つけて書こうかなという所存でございます。
閏年ということで2/29になわけですけども、夏季オリンピックだから今年は閏年って言える人はスマートだと思う今日この頃でございます。

それにしても皆さんは「初恋」観ましたか?
三池崇史監督作品でございますけども、今まで正直クローズとかゼブラーマンとかそういうおふざけ系映画を作っている人という印象があったのですが、その印象は、とても変わりました。いや、変わったというか、それにさらにそんなことまで出来んのかい!という衝撃ははかり知れません。
この作品を一言でいうと無駄な会話無駄な殺生が一つもない究極の映画。個人的に泣かせるだけために殺された感の強い人が出て来てしまうと冷めてしまう傾向があるのですが、この作品の死者は、意味のある死もしくは変な言い回しですが笑える死しか行われないんです。これで死ぬんなら仕方ないという素晴らしい死にっぷり。
自分のもうひとつの映画冷めポイントはそれはあり得ないっしょというリアリティーの欠如。ここに関しても、まあ確かにある。あるんですけど、それ以上にこの物語ならそれもできるのかもしれないという作品内リアリティーを事前に植え付けることに成功していて、後半の×××(ネタバレ)のシーンは無茶があるなあーと思いつつもそんなことよりも次!どうなるの!ということも含めて許せてしまうんですよね。

そして、なんといってもベッキーの狂乱の演技!
これは素晴らしかった。でもこんなのきっと誰でもいうことなんだろうな。でもすごかったからすごかったといいたい。

でも、なんか本当に伏線というには逆に陳腐なほどにこれほどまで完成度が高い脚本はなかなか観たことがない。観ている最中に、うわすっげ!って思う瞬間がこんなに訪れる映画はなかなかない。
何でもかんでも、パラサイトと比べるのはどうかと思うけど、個人的にはパラサイトより数倍好きな映画だ。コメディ要素においても引けを取らないと思う特に電車のシーン。
もしも、この作品の良さが分かるのが日本人独特の感性なのであれば、日本人で良かったと思うほど、面白い。久しぶりに観てよかったーー!という感情が強い。細かくこれがすごいよ!みたいなのは、最と専門的な人に任すとして、自分が言えることは心が揺れた。ただそれだけ。

これを観てどう思ったみたいなのは全部ネタバレな気がするから、ぜひ観た人は別の日にお話ししましょ。

以上、電車が目的地に着く。